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HEALTH COLUMN

健康コラム

2026.06.15

健診で血圧が高いと言われたら。家庭血圧と受診前に確認したいこと

こんにちは、あっぷるぐみの酒列ひこなです。外来では、健康診断で「血圧が高い」「高血圧の疑い」と書かれて不安になった方から、何を持って受診すればよいか相談されることがあります。

血圧はその日の緊張、睡眠不足、測定前の動き、カフェイン、喫煙、痛みなどでも変わります。ただし、健診で高いと言われたことを「たまたま」と決めつけて放置するのは安全ではありません。

この記事では、健診で血圧が高いと言われたときに、家庭血圧の測り方、受診前に整理したいこと、早めに相談したい症状を外来目線でまとめます。

担当メンバーが解説する健康コラムの重要ポイント

結論

健診で血圧が高いと言われたら、まず家庭血圧を数日から1週間ほど記録し、健診結果と一緒に内科やかかりつけ医へ相談するのが現実的です。

頭痛、胸痛、強い息切れ、片側のしびれやまひ、ろれつが回らない、意識がぼんやりするなどがある場合は、健診結果の相談日を待たず早めに医療機関へ相談してください。

1. 健診の1回だけで決めつけず、家庭血圧を見ます

健診会場では、移動や緊張で血圧が高く出ることがあります。一方で、自宅では高くないように見えても、朝や夜に高い時間帯が隠れていることもあります。

外来で役立つのは、1回の数字よりも「いつ、どのくらい高いか」の記録です。

  • 朝起きて排尿後、朝食や薬の前に測る
  • 夜は寝る前の落ち着いた時間に測る
  • できれば同じ腕、同じ姿勢で測る
  • 数字だけでなく、動悸や頭痛など症状もメモする

家庭血圧計の数字をスマートフォンで撮るだけでも、相談時の材料になります。

健康コラムのチェックリスト画像

2. 血圧だけでなく、他の健診項目も一緒に見ます

血圧が高いときは、血圧だけを切り離して見るより、ほかの生活習慣病リスクも一緒に確認します。

  • 血糖値、HbA1c
  • LDLコレステロール、中性脂肪
  • 腎機能、尿たんぱく
  • 体重、腹囲
  • 喫煙歴、飲酒量

高血圧は症状がないまま続くことも多く、動脈硬化や脳卒中、心臓病、腎臓病のリスクに関わります。だからこそ、健診で見つかった段階で整理しておくことが大切です。

3. 受診時に伝えると話が早いこと

内科やかかりつけ医へ相談するときは、次の情報があると判断が進みやすくなります。

受診前にまとめたいこと

  • 健診結果の血圧と測定日
  • 家庭血圧の朝・夜の記録
  • 服用中の薬、サプリ、市販薬
  • 頭痛、胸痛、息切れ、むくみの有無
  • 喫煙、飲酒、睡眠不足、ストレスの状況

4. 自己判断で薬を始めたりやめたりしないでください

血圧が高いと言われると、すぐ薬が必要なのか、生活改善だけでよいのか不安になると思います。

実際には、年齢、血圧の高さ、糖尿病や腎臓病の有無、心筋梗塞や脳卒中の既往、家庭血圧の推移などで対応は変わります。すでに降圧薬を飲んでいる方は、数値がよい日があっても自己判断で中止しないでください。

迷ったときの目安

状況 考えたい対応 持参したいもの
健診で高血圧を指摘された 家庭血圧を記録して内科へ相談 健診結果、家庭血圧メモ
頭痛や胸痛、息切れを伴う 早めの医療機関相談 症状の時刻、血圧値、薬の情報
片側のまひ、ろれつ障害がある 救急相談を優先 発症時刻を伝える

今日からできること

  1. 家庭血圧計があれば朝と夜に測る
  2. 健診結果を写真だけでなく紙やPDFで残す
  3. 塩分、飲酒、睡眠不足が続いていないか見直す
  4. 薬やサプリの一覧を用意する
  5. 症状がある場合は予約日を待たず相談する

血圧は、数字が高いだけで怖がりすぎる必要はありません。ただ、症状がなくても放置しないことが大切です。酒列ひこなとしては、家庭血圧と健診結果をそろえて、相談しやすい形にしておくことをおすすめします。

担当メンバー

酒列 ひこな。外来担当、救急外来ヘルプ。受診先に迷う場面を、地域で動きやすい形に整理します。

参考資料

医療安全上の注意

この記事は一般向けの健康コラムです。血圧の診断、薬の開始、薬の変更、運動や食事の内容は個別判断です。胸痛、強い息切れ、片側のまひ、ろれつが回らない、意識障害、激しい頭痛がある場合は、自己判断せず早めに医療機関へ相談してください。

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