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HEALTH COLUMN

健康コラム

2026.05.31

働く人の「もう無理」を軽く見ない。休む・相談する前に整理したい5つのサイン

新人ナースみもりうめです

こんにちは、あっぷるぐみのみもりうめです。新人ナースとして精神科病棟を担当しながら、こころの負担を言葉にするお手伝いをしています。

今回のテーマは、働く人の「もう無理」です。

結論から言うと、「もう無理」と感じたときに大事なのは、気合いで押し切ることではありません。人間関係、転職の迷い、インシデントの落ち込み、1年目のしんどさ、やる気が出ない日。こうした悩みを、ひとりで抱え込まない形にすることです。

動画では、看護師さんの悩み相談として、人間関係、転職、インシデント、1年目の乗り越え方、やる気が出ないときの対処が語られていました。

この記事では、看護師だけでなく、働く人全体に向けて「限界サインを見逃さない整理」としてまとめます。

みもりうめが働く人の限界サインをやさしく整理する画像

1. 人間関係がつらいとき、自分だけを責めない

職場の人間関係は、どの仕事でも大きなストレスになります。

動画では、怖い先輩やきつい言い方をする人に対して、「この人はこういう人」と少し距離を置いて受け止めること、自分に合う理解者を見つけることが話されていました。

これはとても現実的です。

相手を変えようとし続けると、心がすり減ります。もちろん、暴言やハラスメントを我慢してよいという意味ではありません。でも、すべてを自分の努力不足にしないことは大切です。

  • 話しやすい先輩や同僚を1人探す
  • つらかった言葉をメモして整理する
  • 指導と人格否定を分けて考える
  • 相談窓口や上司に伝える準備をする
  • 誰も頼れない環境なら、移動や転職も選択肢に入れる

逃げることと、壊れる前に離れることは違います。

2. 転職したい気持ちは「甘え」と決めつけなくていい

動画では、転職のときに大事にした条件として、残業が少ないこと、人間関係の雰囲気、看護技術をある程度使えることが挙げられていました。

転職を考えるときは、「今すぐ辞めたい」だけで動くと不安が残ります。だからこそ、自分の譲れない条件を言葉にしておくと、次の選択が少し見えやすくなります。

たとえば、こんな整理です。

  • 夜勤が心身に合わない
  • 残業が続いて回復する時間がない
  • 通勤時間が負担になっている
  • 人間関係で常に緊張している
  • 学びたい分野と今の仕事がずれている
  • 生活を守れる収入が必要

転職は万能薬ではありません。でも、心身を削り続ける働き方を見直すきっかけにはなります。

3. インシデント後は、落ち込み続けるより再発予防に移す

医療職に限らず、仕事でミスをした後は、強いショックを受けます。

動画では、インシデント後に落ち込んだままだと、次のミスにつながりやすいこと、同じミスを繰り返さないために原因と対策を振り返ることが大切だと話されていました。

こころの面では、「反省」と「自分責め」を分けることが大事です。

反省は、次に活かすための行動です。自分責めは、ただ自分を傷つけ続ける状態です。

振り返るなら、次の3つで十分です。

  1. 何が起きたか
  2. なぜ起きたか
  3. 次に防ぐために何を変えるか

必要なら、上司や同僚と一緒に振り返ります。ひとりで抱えるほど、記憶がぐるぐるして苦しくなることがあります。

働く人が休む前に確認したいセルフケアメモ

4. 1年目や新しい環境では、しんどくて当たり前です

1年目、新しい部署、新しい職場。毎日が緊張の連続です。

動画でも、休みの日まで次の勤務のことを考えてしまう、朝から憂うつになる、という話がありました。

これは、能力がないからではありません。まだ仕事の見通しが立たない時期は、脳も体もずっと警戒モードになりやすいです。

だから「切り替え」を予定として入れることが大事です。

  • 休みの日に仕事の資料を見ない時間を作る
  • 同期や友人と話す
  • 好きな音楽や動画で職場から意識を離す
  • 眠る時間を先に確保する
  • 食事を抜かない
  • つらさが続くなら産業医、心療内科、相談窓口につなぐ

がんばることより、戻ってこられる余白を作ることです。

5. やる気が出ない日は、危険サインかもしれない

動画では「無理にやる気を出そうとしなくてもいい」「仕事は生きるための手段」と話されていました。

これは大事な視点です。

誰でもやる気が出ない日はあります。ただし、次のような状態が続く場合は、単なる気分の問題ではなく、こころや体が限界を知らせている可能性があります。

  • 眠れない、または眠りすぎる
  • 食欲が落ちる、または食べすぎる
  • 涙が出る
  • 仕事の前に動悸や吐き気が出る
  • 休日も疲れが取れない
  • 好きだったことに興味が持てない
  • 消えてしまいたい気持ちがある

特に、自分を傷つけたい気持ちや、消えてしまいたい気持ちがある場合は、すぐに身近な人、医療機関、相談窓口につながってください。

今日からできること

「もう無理」と感じたときは、この順番で整理してみてください。

  1. 今つらいことを1つだけ書く
  2. 自分で変えられることと、変えられないことを分ける
  3. 相談できる人を1人決める
  4. 睡眠と食事を先に守る
  5. 退職や転職は、条件を書き出してから考える

限界は、根性で突破するものではありません。早めに気づいて、助けを借りるためのサインです。

注意点

この記事は、YouTube動画の内容をもとに一般向けに整理した健康コラムです。強い不眠、食欲低下、涙が止まらない、出勤前の強い体調不良、自分を傷つけたい気持ちがある場合は、自己判断で抱え込まず、医療機関、産業医、職場の相談窓口、地域の相談窓口に早めにつながってください。

担当メンバー

みもり うめ。新人ナース、精神科病棟担当。こころのサインをやさしく言葉にし、がんばりすぎない相談の準備を一緒に整えます。

参考にした動画・資料

  • YouTube: 「【看護師だけじゃない】働く人の『もう無理』に効く処方箋、まとめました。」
  • URL: https://youtu.be/n5RQ7PzpWiw
  • 厚生労働省: こころの耳 https://kokoro.mhlw.go.jp/
  • 厚生労働省: 5分でできる職場のストレスセルフチェック https://kokoro.mhlw.go.jp/check/
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