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HEALTH COLUMN

健康コラム

2026.05.30

看護実習で声をかけるのが怖いとき。ナースステーション前で固まらない3つの準備

金之千夜丸です。こんにちは、提携VTuberとしてあっぷるぐみに参加している、現役看護師VTuberの金之千夜丸です。病棟や訪問看護の現場に関わる中で、看護学生さんが「今、声をかけてもいいのかな」と迷っている場面を何度も見てきました。

今回の結論は、報告や相談は“勇気”だけで乗り切らなくて大丈夫ということです。声をかける前に、結論・所要時間・立ち位置を整えるだけで、相手にも自分にも伝わりやすくなります。

この記事では、私の動画「現役看護師が教える話しかけ方」をもとに、看護実習中の報告・相談を落ち着いて行うためのコツを整理します。

ナースステーション前で固まるのは、めずらしいことではありません

看護師さんが忙しそうに見えると、「今はやめた方がいいかも」「怒られたらどうしよう」と感じることがあります。これは、実習に慣れていない学生さんほど自然に起こりやすい反応です。

ただし、患者さんの安全に関わる変化や、ケア前の確認が必要な場面では、報告が遅れることの方がリスクになる場合があります。

大切なのは、勢いで話しかけることではありません。話す内容を短く整えて、相手が受け取りやすい形にすることです。

声をかける前の30秒で整えること

まず、話しかける前に30秒だけ準備します。

1つ目は、結論を決めることです。「バイタルサインで気になる値があった」「ケアを実施してよいか確認したい」「患者さんの様子を共有したい」など、最初に何を伝えたいのかをメモしておきます。

2つ目は、必要な時間を見積もることです。「1分ほど」「3分ほど」と先に伝えられると、相手も判断しやすくなります。

3つ目は、立ち位置です。真後ろから急に声をかけると、相手を驚かせることがあります。相手の視界に入りやすい斜め前あたりで、落ち着いて声をかけるとよいでしょう。

声をかけるタイミングは「安全業務の途中」を避ける

避けたいのは、ナースコール対応中、ダブルチェック中、申し送り中などです。これらは患者さんの安全に直結する業務なので、緊急時以外は待つ判断が必要です。

一方で、記録を書いているとき、ナースステーションに戻って一息ついた瞬間などは、比較的声をかけやすい場面です。

もちろん、明らかに患者さんの状態が変わっているときは別です。緊急性がある場合は、ためらわず近くの看護師さんに伝えてください。

そのまま使いやすい声かけの型

声かけは、型を持っておくと緊張が減ります。

たとえば、最初の一言は「今、1分ほどお時間よろしいでしょうか」で十分です。短く時間を伝えることで、相手は話を聞けるか判断しやすくなります。

報告なら、「〇〇さんのバイタルサイン測定が終わりました。1点、血圧が高めだったためご報告してもよろしいでしょうか」のように、結論と理由を先に出します。

相談なら、「〇〇さんの清拭を行いたいのですが、今の体調で実施してよいか相談させてください」のように、何をしたいのか、何を確認したいのかを分けて伝えます。

もし「後で」と言われたら、「承知しました。15分後にもう一度伺ってもよろしいでしょうか」と、次の確認タイミングを自分から置くと、報告漏れを防ぎやすくなります。

厳しい言葉を受けたときの受け止め方

実習中に厳しい言葉を受けると、落ち込むことがあります。けれど、現場では患者さんの安全を守るために、短く強い言い方になる場面もあります。

もちろん、人格を否定するような言葉や、継続的につらい対応を受ける場合は我慢しなくてよいです。学校の教員、実習指導者、相談窓口に早めに共有してください。

一方で、「報告が遅い」「先に確認して」と言われた場合は、次にどうすれば安全につながるかを整理する機会にもできます。

今日からできること

今日からできることは3つです。

  1. 実習前に「報告・相談・確認」のメモ欄を作る
  2. 声をかける前に、結論と所要時間を1行で書く
  3. 「後で」と言われたときの再確認時間を自分から提案する

実習で緊張するのは、真剣に患者さんと向き合っている証拠でもあります。ひとりで抱え込まず、報告しやすい型を少しずつ増やしていきましょう。

医療安全上の注意

この記事は看護実習中のコミュニケーションを整理する一般的な内容です。実習先のルール、学校の指導方針、患者さんの状態によって優先すべき行動は変わります。迷う場面や緊急性がある場面では、必ず実習指導者・教員・現場の看護師に確認してください。

参考動画

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