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HEALTH COLUMN

健康コラム

2026.07.18 栄養

リハビリの相談前に。暮らしの困りごとをメモしてみよう

「痛みは少し落ち着いたけれど、階段が以前より怖い」「お風呂に入る動作に時間がかかるようになった」。こんな変化は、診察やリハビリの相談で伝えると、生活に合った支援を一緒に考える手がかりになります。

こんにちは、あっぷるぐみの酒列ひこなです。今回は、リハビリを“特別な運動をたくさんする場”とだけ考えず、毎日の暮らしで何に困っているか、何をまたできるようになりたいかを伝える準備として整理してみます。

酒列ひこなが歩く・座る・入浴・段差の困りごとを絵カードで整理する健康コラム画像

リハビリの目標は「生活でできること」と結びついています

参考動画では、外来・通所・訪問といったリハビリの場面で、医師やリハビリ専門職が、体の状態だけでなく、本人の生活上の困りごとや目標を聞きながら計画を立てていく様子が紹介されていました。

制度や利用できるサービス、必要な期間は、病気やけがの経過、介護認定、住んでいる地域、医師の判断などで異なります。「自分はこのサービスが使えるはず」と決めつけず、まずは主治医や相談窓口に状況を伝えることが大切です。

たとえば目標は、「痛みをゼロにする」とだけ置くよりも、次のように生活の言葉にすると相談しやすくなります。

  • 自宅の玄関の段差を、手すりを使って落ち着いて上り下りしたい
  • 途中で休みながらでも、近所の店まで歩けるようになりたい
  • いすから立ち上がるときの不安を減らしたい
  • 入浴や着替えを、今より安全に続けたい

同じ「歩きにくい」でも、いつ・どこで・どの程度困るかで必要な確認は変わります。自己流で回数や負荷を増やす前に、困る場面を具体的に伝えましょう。

家で確認するなら、危ない動作を試さずにメモから

家で確認する目的は、訓練の代わりをすることではありません。普段の生活で感じる変化を、次の相談に持っていくことです。転びそうな場所や痛みが出る動作を、確認のために繰り返す必要はありません。

1. 困る場面を四つに分ける

  • 歩く:屋内と屋外のどちらで疲れやすいか、休憩が必要か
  • 座る・立つ:いす、ベッド、トイレなどで手を使うことが増えたか
  • 段差:玄関、階段、縁石で手すりや付き添いが必要か
  • 入浴・着替え:浴室への出入り、またぐ動作、衣服の着脱で不安があるか

2. 「いつから」「何をすると」を短く残す

痛み、しびれ、ふらつき、疲れやすさは、0〜10の点数に無理に変換しなくても大丈夫です。「先週から」「夕方に増える」「10分ほど歩くと休みたくなる」のように、起きる場面と変化を短く書くだけでも役立ちます。

3. できていることも一緒に書く

「手すりがあれば階段は上れる」「家の中なら杖で歩ける」など、できている条件も大切な情報です。できないことだけでなく、安心して行える範囲を共有すると、目標を一緒に考えやすくなります。

相談時に伝えると整理しやすいこと

診察やリハビリの場では、すべてを完璧に説明しなくても構いません。次のメモをスマートフォンや紙で見せると、話の出発点になります。

  • 困り始めた時期と、急に変わったことがあるか
  • 困る動作・場所・時間帯
  • 痛み、しびれ、ふらつき、息切れ、疲れなどの有無
  • 転びそうになったこと、実際に転んだこと、けがの有無
  • 今使っている杖、手すり、装具、家族の手助け
  • 「またできるようになりたいこと」の優先順位

持病や服薬中の薬、以前の手術やけがについても、わかる範囲で伝えましょう。運動の内容や量、補助具の選び方は個別に異なるため、動画や記事だけで決めないことが安全です。

酒列ひこなが玄関の段差と手すりを示しながら相談の目安を案内する健康コラム画像

早めの相談につなげたい目安

痛みや動きにくさが続くときは、我慢して動き続けるより、主治医やかかりつけ医に相談してください。介護保険のサービスを利用中、または利用を考えている場合は、担当のケアマネジャーや地域包括支援センターに相談する方法もあります。

特に次のようなときは、自己流の運動や生活動作の練習を続けず、早めに医療機関へ相談しましょう。

  • 転倒した、または転びそうな場面が急に増えた
  • 強い痛み、腫れ、発熱、けががある
  • 手足の力が入りにくい、しびれが急に強くなった
  • 歩き方や立ち上がりが急に変わった
  • 胸の痛み、強い息苦しさ、意識が遠のく感じがある

ろれつが回りにくい、片側の手足や顔が急に動かしにくい、急な見えにくさなど、脳卒中が疑われる症状は緊急性があります。ためらわず救急要請を含め、速やかに医療機関へ連絡してください。

まとめ:目標は「生活の中の一場面」から考えてみよう

リハビリは、体の機能だけを単独で見るものではなく、日々の暮らしで安全に続けたいことと結びつけて考える場面があります。

まずは、歩く・座る・段差・入浴などで困る場面と、できている条件をメモするところから。ひとりで無理に試さず、変化や不安を医師、看護師、理学療法士・作業療法士などの専門職に共有してください。酒列ひこなと一緒に、次の相談で伝えたい「暮らしの一場面」を一つ選んでみましょう。

参考にした動画・資料

> この記事は、動画と公的資料をもとに一般向けに整理した健康コラムです。病気やけがの診断、リハビリ内容・運動量・補助具・サービス利用の可否を決めるものではありません。症状が強い場合、急な悪化がある場合、転倒やけががある場合、判断に迷う場合は、記事だけで判断せず医療機関や主治医に相談してください。治療や薬、リハビリ内容の変更も自己判断では行わないでください。

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