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HEALTH COLUMN

健康コラム

2026.05.29

健診で要精密検査と言われたら。何科に行くか迷った時の考え方

外来担当の酒列ひこなです

こんにちは、あっぷるぐみの酒列ひこなです。外来担当、救急外来ヘルプとして、受診のタイミングや医療機関へのつなぎ方をわかりやすく整理します。

今回のテーマは、健康診断で「要精密検査」と言われたときの動き方です。

結論から言うと、要精密検査は病気の確定ではありません。でも、放置してよいサインでもありません。まずは健診結果を持って、かかりつけ医や近くの内科へ相談するのが現実的です。

動画では、健診のスクリーニング検査では偽陽性もあり得る一方で、生活習慣病やがんの一部は自覚症状がないまま進むことがあるため、精密検査につなげることが大切だと説明されていました。

この記事では、外来目線で「何科に行けばいいか」「何を持っていくか」「急いだ方がいい症状は何か」を整理します。

酒列ひこなが健診後の受診導線を解説する画像

1. 要精密検査は「確定診断」ではありません

健診結果に「要精密検査」と書かれていると、とても不安になります。

でも、健診は病気を確定する検査ではなく、詳しく調べた方がよい人を見つけるための入り口です。

動画でも、病気がないのに異常として出る偽陽性がある一方で、症状がない生活習慣病やがんを見つけるきっかけにもなると説明されていました。

つまり、要精密検査は「怖い結果」ではなく、「次の確認が必要」という連絡です。

2. 迷ったら、まずは内科かかかりつけ医へ

何科に行けばいいかわからない場合、まずは近くの内科やかかりつけ医で相談するのが基本です。

健診結果を見れば、医師が追加検査や専門科への紹介が必要か判断しやすくなります。

大きな病院へ直接行こうとしても、紹介状が必要なことがあります。まず近くの医療機関で相談し、必要なら紹介してもらう方がスムーズです。

外来では、最初の一歩を早くすることが本当に大切です。何科か迷っている間に先送りするより、まず結果表を持って相談しましょう。

3. 項目別の受診先の目安

動画では、異常項目ごとの受診先も紹介されていました。

目安としては、次のように考えると整理しやすいです。

  • 血糖値、HbA1c: 内科、糖尿病内科
  • コレステロール、中性脂肪: 内科、循環器内科、糖尿病内科
  • 血圧、心電図: 内科、循環器内科
  • 肝機能: 内科、消化器内科、肝臓内科
  • 腎機能、尿たんぱく: 内科、腎臓内科
  • 血尿: 泌尿器科、腎臓内科
  • 胸部X線: 呼吸器内科
  • 便潜血: 消化器内科、胃腸内科

ただし、地域や医療機関によって診療体制は違います。迷う場合は、健診を受けた施設、かかりつけ医、地域の医療相談窓口に確認してください。

健診結果を持って受診するときのチェックリスト

4. 便潜血陽性は、再提出ではなく精密検査が基本です

便潜血が陽性だった場合、「もう一度便を出せばいいですか」と考える方がいます。

国立がん研究センターは、大腸がん検診で便潜血検査が陽性だった場合、精密検査として全大腸内視鏡検査などを受けることを勧めています。

もちろん、陽性だから大腸がんと決まったわけではありません。痔などが原因のこともあります。

でも、自己判断で放置すると、見つけられる病気を見逃す可能性があります。便潜血陽性は、早めに消化器内科へ相談しましょう。

5. 受診時に持っていくもの

受診当日にスムーズに話を進めるため、次のものを用意してください。

  • 健康診断の結果表
  • 保険証またはマイナンバーカード
  • お薬手帳
  • 過去の健診結果
  • 自覚症状のメモ
  • 家族歴や治療中の病気の情報

結果表は、できれば全ページ持っていく方がよいです。異常が出た項目だけでなく、関連する数値も見ます。

6. 症状があるときは、健診結果を待たない

健診後の相談とは別に、急いだ方がいい症状もあります。

次のような症状がある場合は、健診結果の予約日を待たず、早めに医療機関へ相談してください。

  • 胸の痛み
  • 強い息切れ
  • 片側のまひ、ろれつが回らない
  • 黒い便、血便
  • 目に見える血尿
  • 強い腹痛
  • 急な体重減少

症状がある場合は、健診の「精密検査」とは別の緊急性があることがあります。

今日からできること

要精密検査と言われたら、まずこの5つを進めましょう。

  1. 結果表の異常項目とコメント欄を見る
  2. 受診先が書かれていればその科へ予約する
  3. 書かれていなければ内科やかかりつけ医へ相談する
  4. 結果表、お薬手帳、過去結果をまとめる
  5. 症状がある場合は早めに受診する

要精密検査は、不安をあおる言葉ではなく、次の確認へつなぐための言葉です。結果表をしまい込まず、外来につなげましょう。

注意点

この記事は、YouTube動画の内容をもとに一般向けに整理した健康コラムです。受診先や検査内容は、健診項目、年齢、症状、持病、地域の医療体制によって異なります。胸痛、息切れ、まひ、血便、血尿、強い腹痛などがある場合は、健診結果の相談を待たず、医療機関へ相談してください。

担当メンバー

酒列 ひこな。外来担当、救急外来ヘルプ。迷いやすい受診の流れを、現場で動ける形に整理して届けます。

参考にした動画・資料

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